『リセットの習慣』(著:小林弘幸さん)を紹介します!リセットのネガティブが吹き飛びます!当記事を読めばたっぷりの本の魅力と内容が少しわかります!!

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ネガティブ・ブレイク!
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一言で

終わらせるのではなく始まりに向かい続けるためのリセットです!!

本の概要

今回紹介する本は『リセットの習慣』です。

リセットという言葉はどちらかというとネガティブといった印象を受けるのではないでしょうか?

もちろん、「悪い気分をリセット!!」というようなポジティブな使い方もありますが、「嫌なものから逃げ出す」「もう1度最初からやり直さなければならない」なんてニュアンスもつきものです。

「たとえ失敗しても途中でやめない」「一度決めたことは最後までやり遂げる」そんな信念持っている方はどこかリセットという言葉には「逃げる」という印象があるのではないでしょうか?

しかし、忘れがちですが、1日は24時間、時間が限られている以上、「何かを始める」には「何かをやめる」ということが必ず必要になります。一見、ただ習慣を加えただけに見えても「ダラダラするのをやめる」「無駄と思っていたことをやめる」といった「やめる」ということが必要となるのです。

とはいうものの、人間は急な変化は苦手とするもの、マイナスから一気にプラスに行くというのはやってみればわかりますが想像より遥かに大変なのです。(私がブログを書くことを習慣とするのも非常に大変でした)

そんな方に対し、この「リセット」というのは、「一度0の地点を目指してみよう!」ということになります。

でも、実は通過点として0を目指す」のではありません。人生を常に新しく、そして終わりに向かうネガティブさを消し去るために、リセットすることで、常に楽しむ気持ちを持ち続ける、そのためには「常に0、スタート地点に向かい続ける」そんな意味が込められているのです。

当記事を読めば、この本の魅力とあなたにおすすめできるかどうかがわかります。

特におすすめ5選+α!!

今回は私が特に響いたものを5つ紹介します!

もちろん紹介できなかったものも良いものが多いので、少しでも気になりましたらおすすめです!!

(1部書き方を変えているものがあります)

木曜日をリセットデーとする

リセットにはタイミングが大事です。悪い流れを断ち切るというのが目的の一つですので、タイミングを間違えてしまったらむしろ停滞に繋がってしまうでしょう。

では、仮に「1週間で見たらリセットはいつの日がよいのか?」という問いに答えたのがこちらの言葉となります。この日をリセットデーとして、お昼にちょっといいものを食べたり、夜に普段しない趣味を思い切ってやってみましょう。

「なんで木曜日?」と思った方もいらっしゃる一方で、納得される方も多いのではないでしょうか?

そう、木曜日が一番だるいからです

休日でリフレッシュし、月、火、水まではなんとか続き、そして金曜日は明日、お休みだという期待でハイになれることもあり、ギリギリまで頑張れる一方、中途半端になってしまう木曜日が憂鬱だという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん、土日が休みではない方は休日の二日前に設定したり、あるいは水曜日が一番苦手という方はその日をリセットデーとするのも構いませんが、特に思い当たらない場合は木曜日がおすすめです。

決めた日にちで一度気分をリセットさせましょう。

軸を持つこと、特に逃げる軸、捨てる軸を持ち、それが自分の器と理解する。

タイミングは時間だけではなく、基準としての意味もあります。「この地点まで頑張る」「この量ぐらいまで終わったら休む」といったものですね。

この軸をあらかじめ決めておけば、リセットするためのスタート地点にも設定できますし、あるいはリセットするための基準にもなりますね。

特に「逃げる」基準を決めるのにも大事というのがポイントです。私も紹介したことがありますが(こちらとか)昨今、逃げることへの抵抗感をなくす本やドラマなどが流行っておりますが、一方で逃げたことを後悔してしまう方も少なくありません。

あらかじめ「軸」を決めておけば、とっさの判断で逃げてしまう、あるいは機を逃して引きずってしまうということは大幅に減り、逃げるにしても逃げないにしても後悔して苦しむことを減らすことができるでしょう。

そして、自分の「器」を知るということでもあります。人としての器という言葉を使うときは大きいほどいいと思われがちですが、決してそんなことはありません。軸を決めて試していくことで、「自分はここまでが限界」「これは我慢できない」というものを適切に知ることができれば、無理のない範囲でそして、停滞することなくまた新しいことを始められることになるでしょう。

少なくとも何かに対して怒るとよく言われる「器ちっちゃいなー」と小馬鹿にされても「悪かったなー(笑)」で軽く流すことができますね。このメリットは決して小さくないですよ(笑)

99%つらいことでも1%の希望を見る

どうやってもリセットする気持ちがわかないときの処方箋です。

死んでしまうほど辛いことがあったら辛いことに目を向け、その中から希望を見出しましょう。

著者の方も、卒業旅行という一生の思い出になるイベントで、足の大怪我をしてしまい、最悪だと思っていましたが、その時の経験や出会いは後に非常に大きな意味を持ったと書かれています(詳細はぜひ読んでみてください)

正直、人生はしんどいですから、とっさにリセットというのはなかなかに難しいでしょう。もし、このことを忘れそうになったら、架空の人物でもいいので、誰かが死ぬほどつらい思いをしたときに、希望を見たことを見るといいかもしれません。

私がよく思い出すワンピースの一場面です。

※※※

たった一人のかけがないの存在であるエースを失ったルフィ、己の弱さに絶望し、自分を傷つけつづけ、打ちのめされます。

そのまま死にかねない、ルフィに対し、戦友であるジンベエは声をかけました。

「失ったものばかり数えるな!!お前には何が残っている!?」

ルフィは暴れるのをやめて、そっと言います。

「仲間がいるよ……」

尾田栄一郎のONEPIECEより

※※※

私も何かと辛いときに、このシーンのルフィのように残った大切なもの、希望を思い出すようにしています。

もしも忘れかけたら、あなたが好きな人物を思い浮かべ、そしてその人の大切なものを思い浮かべてもいいかもしれません。

あるいはこうしたシーンを今から探すのも良いでしょう。

「何もする気がない」はとりあえず立つ

おそらく一番楽で、なおかつ一番効果のあるリセット術です。

「これやろうかなー、どうしようかなー」と悩まない人はいないでしょう。仮にいたとしたら多分、この本もブログも読んでいません。

さて、思い返してみてください。このように考えたとき、もっというのならば「やらない」という選択肢を取ったときに、あなたはどういう体勢を取っていますか?

大体は座っているか、寝転んでいるときだと思います。人間は変化を嫌う生き物ですので、どうしてもそのまま引きずってしまう傾向にあるみたいです。もちろん休むなとは言いませんが、決断するときは、必ず一度は立つようにしましょう。

それでもやりたくないなら他の方法を取ってみるなり、今日は休むと決めるなりしてもよいでしょうが、私はこの方法を試したら、少なくとも3割以上は行動できるようになりました。

「とにかく10分やる」

勉強法などで書かれていて意外と知っている人も多いやり方ですが、これもリセット術の一つと言えるであり、さきほどの軸にも通じる部分があるでしょう。

「たかが10分やったところで何も変わらないよ!」

とおっしゃる方もいらっしゃる方もいますが、自信を持って変わると言えます。なぜなら……

このブログはいつも私が仕事終わりでぜえぜえ言いながら、「10分だけやるか」という気持ちで書き続けているからです。

内容の良し悪しはともかく、少なくともこうして人にお見せできる形までにはしているので、決して無駄にはなっていないと思います。

正直いうと、本当に10分で終わってしまうことがあったり、良きせぬアクシデントですぐやめなくてはいけないことも多々ありましたが、少なくとも1歩で進んでいると実感できるのは精神の安定面でもリセットできるものです。

さあ、こんなブログを読んでいる暇があったら10分でいいからやりたいことをやってみましょう!!……と言いたいですがもう少しお付き合いください。

その他健康面でのリセット術

お医者様が書いている本だけあり、今まで紹介した精神面でのリセット術の他、お気軽に試せる悪い体の流れをリセットできる方法も多く紹介されております。

ちょっとだけ紹介すると、顔の一部分をタッピング(指先で軽く叩く)すると、リラックスできる。ずっと座っていて猫背になりがちな人は30分毎に立ち上がって腰に手を当てて伸ばすといったものですね。

覚えているときにちょっと試してみましたが、全体的にちょっと気分を変える、すなわちリセットできた実感が持てました。猫背に関してはかなり効果がありました。もちろん個人差はあると思いますが、お気軽にできて、

仮に身体的な効果は期待できなくても悪い流れをリセットする効果は十分に期待できますので試す価値はあります。

もちろん私は医学の分野はまるでわかりませんので、相談できる方がいらっしゃったら併せて相談するとよいでしょう。

注意点

正直に言うと、いくつかリセット関係あるのかなと思うようなものもありました。

もちろん、ためになるものは非常に多いのですが、いざ、リセットしようと考えるときにこの本の99の内容をすべて思い出そうとするとかえって負担になるかもしれません。

思い入れの強いものから試していくようにしましょう。

最後に

この本もまた、気になる部分から読み始めやすいという長所を持つ本ですが、できれば最初に書いてある目的を読み、忘れないでほしいです。

リセットは方法であり、目標です。終わらせるのではなく、新しく始まりに向かうこと、そしてまた、たどり着いたら終わりを感じる間もなくまた始めること。その繰り返しこそが、「リセットの習慣の最大目的」です。

99のリセットのどれよりも非常にためになる考え方でした。もちろん終わりがあるから頑張れる、耐えられるという考え方もありますが、そんなときでも終わるときに「ちょっとほっとする」みたいな感覚があるものです。

どれだけいいことでも悪いことでも物事は絶対に終りを迎えます。多少伸ばすことはできるかもしれませんが、命が限られている以上、節目節目は確実に何かが終りを迎えるでしょう。

避けられないものだったらいっそのこと向かってしまいましょう。常に新しい気持ちを持ち、終わりを間もなく再び新しく始めることは非常に素晴らしいものだと思います。

さあ、リセットしてみてください。新しい始まりに向かって。

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