『人間嫌いのマーケティング 人と会わずに稼ぐ方法』(著:林 直人)人間嫌いでも、商売はできるのです!弱さは克服するだけのものではなく、そのまま強さに変えられます!

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こんな悩みを抱えていませんか?

  • コロナ禍で生きていく方法がわからない
  • 違った視点のマーケティングを学んでみたい!
  • 人と会うのが怖い……人が嫌いで会いたくない

当てはまったらぜひどうぞ!!

決して楽ではありません!ですが、人間嫌いだからこそ、見つけられて、つかめるチャンスもあるのです!!

※当ブログでは、作品の考えに合うものを、合わないものを、読むことによる利点になるものをで色分けしています。

最初に

前提として、人間関係はビジネスにおける貴重な資本です。

本人の能力や、金銭面で不安があっても人望、あるいはコミュニケーション能力さえあれば、ビジネスでは非常に強いと言われています。

営業や起業家などを見てみても、実例は山程ありますね。培った人脈がゼロから始めたのにも関わらず大きな商売の成功、独立や出世につながっていくという話はあげればきりがありません。

仮にそこまで大きな問題にしなくても、日常生活に置いてビジネスをする上で人と仲良くできるかどうかは非常に大切な問題とされています。

人間関係が悪くなってしまったばかりに、会社を退職してしまったり、あるいは病気になってしまったりと、能力以上に大切な問題と言われても決して過言ではないでしょう。

では、コミュニケーション能力がなければ、さらに言えば人間が嫌いならば成功はできないという絶望しかないのでしょうか?

そんな問いに答えたのが今回の本です。

『人間嫌いのマーケティング 人と会わずに稼ぐ方法

皆様もこの本を読めば、「コミュニケーション能力があったらなあ」とないものねだりするのではなく、弱さを強さに変える方法、そして必要な道具のヒントが見つかりますよ?

どんな本?

元引きこもり、現在はWebで塾講師や書籍の販売などをしている著者が、自分は人間嫌いだと語りつつ、そこから如何にして人と極力会うことなく稼いだか、そして、対人関係で制限あるなかで試した結果、効果があったものなどの考察を語る本となっています。

具体的なはじめかた、どんなやり方があるか、著者の実体験、あるいは人が苦手な人の成功例などが書かれており、奇想天外なタイトルに比べて、抽象例、具体例をバランスよく紹介していく王道でわかりやすい本です。

著者の実体験から語り、広告や購買方法、そしてターゲットを見つけていくための方法であるマーケティングの仕方などが書いており、人間嫌いの人のための本でもありますが、どちらかといえば、制限がある弱者の戦い方、という印象が強かったです。

そのため、人間嫌いでなくとも、個人事業などを始めたいけどどうしても大企業などと比べてしまうと尻込みしてしまう人にとっては様々な面で参考になる部分は多く強みを弱みに変えていく力をつけられるのは決して無駄ではないでしょう。

おすすめポイント!

現実がわかります。でも常識は疑えます。

最初に言っておきますが、「楽に稼げる」とか、「一人でも大丈夫」と言っている本ではありません。

もっと言うのならば「無名かつ無能力でいきなり稼げる」というわけではありません。

まず、人間嫌いかどうかは関係なく、全力で現実をぶつけてきます。

あくまで論点は「人と極力合わないこと」であり、「そのために何ができるか」を模索していく本です。ブログ、動画で大量のコンテンツを作り続ける、マーケティングに長い時間をかける、他のライバルが持ってないものを見つける、そして人に出会わず、人材を探すといった泥作業とも言うべき作業が必要になります。

夢物語のような話ではなく、「人間嫌いである」という重荷を背負ったまま戦うということを自覚せねばなりません。

しかし一方で、こうした甘くない事実が好きで、現実的な話が好きという人、もしくはこういう話のほうが信じられるという方も多いのではないでしょうか?何より、こういう事実を知るということは戦う覚悟をちゃんと決められているかどうかを確かめ、致命傷を避ける効果もあります。

一方でじゃあ、ひたすら苦労を強いるだけで何の面白みのない本なのか?とと言われればそんなことはありません。

現実を思い知らされる代わりに常識をこれでもかと言うほど破壊してくれます。ちょっとだけ内容に触れると

  • 「営業はやらない」
  • 最大の努力で最小の効果を」
  • 「できるわけがないと思うビジネスを始める」

など信じられないような話ですが、ちゃんと理由を説明されれば納得できます。

現実をちゃんと見据えながらも既存の常識は壊していく……。

つまり現実≠常識ではないことを知ることができます

現代の技術の意外な活用法!

現代の広告塔の武器であるyoutube,amazon,googleなどの使い方について様々な視点で説明します(SNSは対人能力が高いことが重要とされているため深くは触れられていません)

しかしよくある広告費を企業から貰う立場ではなく、広告費を出して宣伝してもらう立場で書いています。

そしてやはりここでも、現実論をぶつけてきて、文明の利器を使ったとしても決して楽ではないことを教えてくれます。

もちろん、ただ泥臭い作業だけではなく、それぞれのツールの特徴や長所、弱点などを踏まえつつ、何を目安にすべきか、何を狙うべきか、何を気をつけるべきか、そして特に頑張るべきものはなにか、といった疑問に答えてくれており、具体的な戦略本でもあります。

副業でやるというよりは、本格的に最初から全力で起業するという形なので、ややリスクが高いと言えますが、大企業とは別の形で勝負したいという人にもオススメですね。

そして、ここでも更にネット常識を覆してきます。

「youtubeでチャンネル登録者数を増やすことを目標にしない」「検索で闇雲にトップを目指さない」など、読むと驚きを隠せなくなるでしょう。

文明の利器の隠れた使い方知ったり、あるいは広告を作る側の視点として見たい場合にも役立ちます。

強さの弱さ、弱さの強さがわかります!

強さの弱み、弱さの強み

わかるようで信じられない方も多いのではないでしょうか?

大企業、あるいは国などの大きい看板、そして実績を見ると思わず尻込み……というより全力で逃走したくなりますが、必ずほころびというものはあります

かといって弱点をついて「大企業を倒せ!」「ジャイアントキリングしろ!」と言っているわけではありません。まず無理でしょうし、言うほどメリットは大きくないからです。(リスクのほうが圧倒的に高いでしょう)

大きな存在で解決できない問題は必ずあり、そこからこぼれてしまった人を小さな個人、あるいは小さなグループが救うのが狙い目であり、弱い存在が強い存在と戦う手段というわけです(勝つためというよりは負けないためといったほうがいいかもしれません)

大切なのは、観察すること、ないものねだりをしないこと、そして弱さの中に強さを見つけることですね。

当ブログの趣旨でもあるネガティブさの中にある強さを見つけることと同じ意味ととらえられるのではないでしょうか?そもそも「人間嫌い」はネガティブですが、できないこと、苦手なことがあるからこそできること、得意なことに使えるのです。

この本を読めば、いかに著者が人間嫌いとして稼ぐまでに「人と付き合うこと以外」に時間をかけ、そして「人と付き合うこと以外」で成功したか、そしてどのようにして弱さを強さにしたかがわかるでしょう。

そういった例を一つ知るだけでもあなた自身の強さに変えることもできるのです。

ちょこっとダメ出し

人間嫌いが社会的弱者であることを認めつつも「政治が駄目なのは若者が駄目だから」という、ちょっと”強者の理論的”な部分が少し目立ちました。

事実ではあるのですけどね……

最後に

もう1度言いますが、決して楽に稼げるとか、あるいは個人でも稼げると言っている本ではありません。

常識破りの発想をしつつ、手間をとことんかけ続け、そして独自の道を見つける…生の理想ともいえるかもしれない道を行き、そして分析した結果を紹介する本です。

戦いようによっては自分の弱点を強みにできる、あるいは相手の弱点を見抜ける、という方向性ではやはり色々と参考になった本です。つまり人間嫌いではなくとも、新たなマーケティングの視点を見つける本としておすすめできます。

私もひきこもり時代があり、人間不振なところが少しだけありましたが、著者のように「人間嫌いでできないならできないなりにやってみる」という気持ちが大事と痛感しました。

そして、今、個人ブロガーとして日々精進していますが、まだまだできないことばかり、そんな時にはできる人の強みとと弱み、そして自分の中の弱さ、例えば障害を持っていることの強みなどを活かしつつ、頑張っていきたいと思えました。

皆様も例え、人間嫌いでなくても、そういう人もいるんだと思いつつ、弱さ、あるいはネガティブを強さに変える方法を『人間嫌いのマーケティング』で探してみてください。きっと思いかげないところから見つかります。

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