おすすめできる方!
- 書いている文章に違和感があるけど何が悪いかわからない……
- この記事は30分でかけたのに、今、書いているのは2時間かけてもまとまらない……
- とりあえずブログに役立つ本が読みたいなあ……
結論:ブログを書くための説明書がなければ自分で作ればいいんです!その説明書を作るための説明書である本です!
最初に
今回は、あの有名なヒトデブログのヒトデさんが動画でも推薦していた本をご紹介します。
こちらの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=7dqxUcHYVos&t=291s
皆様は仕事、副業で文章を書くときにまず何から始めますか?
とりあえず書いてみる。頭の中で文章を整理する。下調べをしてからパソコンに向かう。スマホで調べつつ、パソコンで書く。あるいはパソコンで調べつつ、スマホで書く……様々なやり方があると思います。
どれが正解は人によって違うと同時に状況によって変わるので、なかなか難しい話です。
「これだったらうまくいったのに……」というやり方が他のやり方、あるいは書く文章によっても異なることはよく聞く話です。自分ならもっと素早く書けると思っていたのに……と思いの外時間がかかってしまったなんてことはよくありませんか?
そこで今回の本です!
すぐ書き始めたい衝動をこらえ、書く前に1枚の紙を用意してあることを書く、そしてルールを知ることでこの記事は20分、この記事は3時間……というギャップをなくし、どの記事も安定した時間で文章をまとめ、完成させることができるようになります。
そして、後半にはどこか違和感を感じる文章、何が悪いかわからなかった場所もまとめてあり、頭にちょっとだけ入れておくだけでも文章の質を底上げすることも書かれており、ブログをはじめとした、文章量、質を高めるのに全体的なレベルアップに最適な本と言えるでしょう。
ただ、あくまでこの本は「文章のわかりやすさ」と「書く時間の安定さ」を重点的においた本なので「面白い文章を書きたい」あるいは、「独創的な小説を書きたい」という方には別の本をおすすめします。
ただ、単純に、私みたいな初心者には得られるものが多くありました。
もちろんこの記事を書くときもフル活用してますよ!
おすすめポイント!
安定した文章がかけるようになる!
先にタイトルの答え合わせですね。
○○はずばり、主眼と骨子です。この本では例としてプラモデルを上げていますね。
プラモデルというのは説明書があり、そしてあらかじめある程度できたパーツを組み立てることで、1から始めるよりもはるかに楽に立派でかっこいいものを作り上げることができますよね。文章も同じ理屈というわけです。
『新しい文章力の教室』は説明書を作るための手順、そして自分でパーツを作り構成するためのコツ、注意点などをすべて網羅しており、何度も読み返してコツを覚えれば安定した文章を書けるやり方を身につくことができるでしょう。
自分の伝えたいこと、伝わってほしいこと、などを書いていき、優先順位や順番などを考えるコツまでしっかり書いてあります。ブログや、会社の提出書類など、誰かに見せるものだけではなく、何かを説明する際の原稿、あるいは考えをまとめる際のメモに関しても役立つ知識です。
正直、冒頭のchapater15(約50ページ)まで読めば、とりあえず「書けない」あるいは「書けなくなっていく」をなくすことができます。本の上でもここまでを70点としており、とりあえず書いてみたいというのではあれば、ここまで読めば十分です。
違和感をなくせる!
そして、実際書き始めてみたとしましょう。
自分の書いていた文章を読んでて「なにかおかしいな……でも何がおかしいかわからない」ということはありませんか?
chapter15までが大事だと言いましたが、もしこのような悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、この先のページが役立ちます!
あなたが抱えている悩みはもしかしたら、単純に文字や言葉の使い方という部分もありますが、実はもっと様々な原因が含まれている可能性があります。
漢字の使い方、文字、語句、節、一文、あるいは自分のパターンが重なりすぎている可能性、独特な言葉、専門性の強い言葉を使いすぎている、記事や記号をうまくあつかえていない、最近の若者のトレンドと自分の書き方があっていない……。
私も読んでて「あ!自分のことだ!」と思うことは多くあり、正直今もできているかどうかわからなくなってしまうことがありますが、その度にこの本を読み返し、ちょっとずつでも進歩を自覚できるようになります。
言ってみれば、迷ったときの「辞書」として何度も読み返すのをオススメする本です。
基本から応用まで一冊で賄える!
最後に上級者向けとして、今までの方法を逆手に、読みづらさのメリットを踏まえつつ意図的に何故こうしているのかといった文章の紹介もしてくれます。そして全てを応用させて、より具体的にネタ集めの方法から、それぞれの文書(感想文やレビューなど)もしっかり指南してくれます。
ブログにしても専門の商品を進めるならレビューの書き方、雑記ブログにしても、感想文の書き方の項目は役立ちますし、会社の仕事用に企画書やレイアウトのやり方なども(数は少々少ないですが)アドバイスをしてくれました。
最初は、上級者には物足りないかも……とは思いましたが、様々な本を出しているようなすごい方でも、この本が指摘するわかりづらさ、あるいは読み手に負荷をかけるような文章を書いている方は多いです。
厄介なのがそれが意図的なのか無意識なのかということです。
本を書くには本を読む、ブログを書くにはブログを読む、仕事の文書を書くにはまずお手本を読んで見る、もちろん間違ってはいませんし、最初はいいと思うのですが、当事者たちに聞くと「自分たちのやり方を理屈抜きで真似てしまうとかえって悪いものになってしまう可能性がある」とおっしゃる方は多いです(だからこそきっとプロなのでしょうし)
もし独学で誰かを参考にする場合、選び方は、「一つ上の能力を持った人を参考にしろ」と言われていることが多いですが、理由があるのかもしれませんね。
初心者がじっくりと積み上げていく……というやり方にそっているので、初心者から上級者へのステップに最後まで付き合ってくれる本であります。
ちょこっとダメ出し
安定した文章を各やり方が最初の数ページで終わるのはわかりやすいと思う反面、もう少し細かい説明があっても良かったかなと思います。
終わりに
いかがでしょうか?
書くのに慣れている方、あるいは書くのに非常に苦手意識を覚えている方の両方におすすめできる本です。
実は一つ、まだ話していないこの本で紹介している方法の利点があります。
特にブログの魅力の一つとして、「どこででも仕事ができる」ということがよくあげられていますが、バスや電車で座れないとき、あるいは仕事中でお昼休みでも抜け出せないことがありますよね?
パソコンが使えないときにも紙とペンさえあれば、当本に書かれている「主眼と骨子」 を作ることができ、実際にパソコンに向かう時間を短縮することにも役立ちます。
そして、もし書き終わった文章にしっくりこなかったら、後半の文章を読んでみてください。きっとヒントが見つかるでしょう。
つまり、ブログに活かせる時間を相対的に増やすことができる本……ということでもあります。まあ……仕事中はバレるかもしれませんが、うまく扱えればスキマ時間のフル活用ができるでしょう。私もこの本を読んでからスキマ時間の有効活用ができるようになりました。
とにかく「書く」ことのコツをまとめつつ、初級者から書きはじめの中級者、そして技術を応用させていきたい上級者へすべての人の活用に役立つ本、興味がありましたらぜひ読んでみてください。
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