オススメできる人!
- 人に伝えたいことがうまく伝わらない方
- 一流企業の広告のギミックを知りたい方!
- ブログに役立つ本が知りたい方!
結論:大切なのは「伝える」ことではありません!「伝わる」ことです!!
最初に
こんにちは。アクロと申します。「もう知っているわ!」という方は「本の紹介です」の部分からお読みくださいませ。
これからシリーズ化していくものとして、「ブログの技術向上に役立つ本」を紹介していく回を始めようと思うので、あらためて自己紹介させていただきますね。
私は普段、ネガティブや人の弱さをポジティブ、あるいはそのまま強さに変えるための本や映画、そして学びなどを紹介させていただいていますが、まだまだブログの技術も文章の技術も、そしてその他の様々な技術も足りない状態です。
そこで、私が読んで、非常に参考になった本を改めて皆様にも共有したいと思い、この記事を書くことを決めました。
基本的にネタバレ禁止ですが、いつもとは違い、少しだけ本の中身を紹介していきたいとは思っています。
つまりこの記事は
- 紹介する本の予習
- 読んでどんな良いことがあるか
- 気をつけなければいけないことは?
を伝えられることを目指して書くのでよろしくおねがいします。
と、同時に私の反省会的側面もありますのでどうぞ、お気軽にお読みくださいませ。
さて、第一回の本の紹介です。
皆さんはバナナってどう思います?
おいしいですか?まずいですか?甘いですか?苦いですか?黄色ですか?緑ですか?100本集めたらド○キーコングを1UPさせますか?
人によって様々な意見があり、正しく魅力を伝えると言って一筋縄では行きません。人によって長所が短所になったり、そもそもバナナに興味がないという人に伝えるのはただ伝えようとするだけでは、駄目なのです。
この本を読めば、バナナの魅力を相手に理解させる方法について、様々な視点、そしてテクニックを活用することにより、わかりやすく、そして効果的に相手に理解してもらえるようになります。
とはいえ、この本は、「うまい文章の書き方、使い方を学ぶ」というよりは「相手に心情的にうまく理解してもらえるようになる」する本という方が正しいですね。それがタイトルでもあった、伝えるではなく、伝わることです。
読めば、本のタイトルそのものが、この本に書かれていた技術を集結させたものと理解することができるでしょう。
おすすめポイント!
「伝える」のではなく……「伝わる」
さて、早速ですが、タイトルと結論の意味ですね。
もちろん細かいところはぜひ実際に手にとって読んでいただきたいのですが、自分目線であり、独りよがりになりがちな「伝える」ことではなく、相手の事を考え、相手の内面から理解の気持ちを引き起こす「伝わる」の技術を鍛える本と言っていいでしょう(もっとも、場合によっては伝える技術も大切かも知れません)
そして、さらに言えば、「伝わる」の重要性を知ることによって相手目線で考えて何を自分にさせたいのか、相手にとって何を伝わらせたいのかいうこともわかるようになり、相互理解を深めるという効果もありそうです。
相手のことを考え、さらに自分の本当に伝わってほしいことを伝えられ、そして世間のためにもなる方法を探す……。私の利益、貴方の利益、世界の利益になるということ、すなわち商売の基本である「三方よし」のやり方を学べるということでもありますね。(うまく言っている商売はこの3つの概念のバランスが良いと言われています)
読み込めば「伝える」と「伝わる」の違い、そして「伝わる」ことの重要性を理解することができ、それによって当記事に書かれたこと以外でも様々な面で役立つでしょう。
日常生活、ビジネス営業、ブログに役立ちます
もし誰かに何伝えられなくてイライラする、営業が全然上手く行かない、ブログで間違った解釈をされる(←最近の私) などありましたら大いに役立ちます。
まず、何より本当に伝えたいことを全部伝えているのか?心のどこかで「これはわざわざ伝えなくてもわかっているだろ」という部分はないでしょうか?
とはいえ、何度も長々と喋っていては相手に何が大切かを伝えることができず、最悪、「そんなこといちいち言われなくてもわかっている!」とか「さっさと言いたいことを話せ!」と言われかねません(←私)
では、どうしたらいいのでしょうか?そうです。短く伝えられる言葉以外の部分も大いに利用すべきです。
『バナナの魅力を100文字で伝えてください』では言葉だけではなく、その他の技術面、あるいは記号などの使い方も書いてあり、ただの言葉には収まらない、ブログについては文字や記号などの使い方、営業については話し方だけにはとどまらない感情の出し方についても書いてあります。
ちょっした技術といいますが、読んですぐ仕事や日常生活に役立つという側面もあり、さらには読んだ技術を扱うことにより成長の糧にしやすくもなります。
「あの広告はそういうこと理屈だったんだ!」とわかります。
広告の具体例などを出しつつ、改めて、「伝わる」という側面の効力を説明しています。
例えば「おーいお茶」、「春よ、こい」よくよく考えてみるとかなり不思議な商品名、曲名ですよね?この名前がどうしてついたのか、という解説もあり、「そういう意図があったのか」とか、「裏にはこんなテクニックが……」と改めて理解することができます。
もちろん、こうした広告に使われている技術を活用したり(もちろん盗作にならない程度に)改めて日常生活で出ているちょっと変わったタイトルの商品名がなぜつけられたのかについても考えてみる材料に変化させることができます。
他の人のブログを読んだときに、扱っているテクニックについても敏感になれそうです。
この本雑談のやり方についても書いてあるのですが、こうした理屈を自分で調べて、ちょっと雑学的な形で覚えておけば、それこそ相手に伝わる準備をする前の雑談的に使えると思います。さらに、この雑談についての解説もあり、雑談力を鍛えることもできるので、直接的な部分だけではなく、技術の周りの部分も押さえている本と言えます。
チョコット反論
雑談部分についてですが、相手の好きなことについて話すと良いとありますが、私みたいに好きなものについて話すと嫌われるみたいな印象を抱いていた人間にとってはもう1ステップなにか必要であり、そのことについては流石に書かれていませんでした(求め過ぎでしょうか?)
とはいえ、もし本当に助けが必要な状態の人について何かを伝える場合だったら別の技術も必要かもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
読めば、「伝える」と「伝わる」の違い、そして効率的、理論的、そして心情的な技術面もなかなか広く抑えている本です。私のブログについてもネガティブさをポジティブっぽく書くことだけではなく、ネガティブをネガティブのまま強さとして捉えることを伝わる文字を書くことに役立ちそうです。
何より、独りよがりにならず、「相手のことを考えること」「誰のために書いているかを考えること」というブログの基本について様々な面で参考にできそうです。
表紙には地味と書いてありますが、なかなか普段意識していない、あるいは意識したくてもできないやり方をマスターするための方法が多く書いてありますので、コミュニュケーション能力を鍛えたい、あるいは私みたいにブログやメールなどを上達させたいと思った方にはオススメです。
もっとも、本にも書いてありますが、伝わりたいことは一度じゃ伝わらないのは自分でも相手でも同じことなので何度も読み返すのが重要です。
行き詰まったら何度でも読み返しましょう。バナナを見かけたら読み返すぐらいの気持ちでです。
おまけ
では、最後に私がバナナの魅力を100文字で伝えますね。
体力回復に最適!牛乳からバターまで様々に合わせて絶品!皮の部分はレースにも使われるので腐るところはありません!私の受験はバナナを食べると頭が良くなった気持ちになって勉強に集中できました!
これで92文字です。
……読んだ方、ぜひ私の上記の文の添削をしてみてくださいませ。(レースのくだり要らねえだろと思った貴方は多分正しい)
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